工業シリコン先物が続伸、末端調達はやや消極的な状況
リリース時間: 2026-05-13 15:31:13
現在の工業シリコン製造現場では、減産と増産が並行している。一部製造所は発電所点検のため
一時的に炉を数日停止しているほか、四川・雲南エリアの一部企業は相次いで生産を再開し、6月
初旬に生産再開が集中する見込みである。下流ユーザーからは生産再開の話が時折聞かれるものの
、実際の増産幅は限定的だ。豊水期の到来に伴い供給量は増加し、需給のひっ迫状況は一段と深刻
化する可能性がある。
工業シリコン先物市場はここ最近緩やかに上昇を続け、高値圏を突破した。現物市場については、
下流の調達意欲が低調で、問い合わせのみで様子見をするケースが多く、既存長期仕入れ先と都度
個別価格で取引する状況で、価格上昇幅は小幅にとどまっている。一部多結晶シリコンメーカーは
問い合わせ後、価格交渉に進まず、受注が棚上げとなっているケースも見られる。現物市場には目
立つ利好材料が現れておらず、工業シリコン市場の取引心理は伝統的な「上昇相場で買い、下落相
場で待つ」から、「下落相場で買い、上昇相場で待つ」へと変化している。
